【磐城桜が丘高校】教育コース「小学校との交流学習」(いわき市立平第二小学校「縦割り班(ホーム)活動②」)が開催されました!
本校では今年度より「教育コース」がスタートし、将来、教師を目指す生徒たちが様々な教育プログラムにチャレンジしています。12月14日(木)はいわき市立平第二小学校にご協力いただき、2回目の交流学習を実施しました。
まず初めに、小学生から歌とダンスを披露していただきました!児童たちの心温まる出迎えに、生徒たちは皆、胸を打たれたようでした。特に今回が初めての訪問だった生徒は、緊張を和らげることができました。
その後各教室に移動し、縦割り班(ホーム)ごとに異なるイベントを体験しました。フルーツバスケットや風船を使ったバレーボールなど、どのホームも工夫を凝らした内容で、小学生高校生ともに笑顔あふれる時間となりました!
児童たちからの質問に答える生徒。「身長は?」との質問に「2メートル!!」と回答!
フルーツバスケットのお題で「色つきマスクの子!」と述べる生徒!
今回の平第二小学校との交流学習では、事前に学びの手立てとして、大きく二つのことを示しました。一つは「観察」です。児童たちがその場面場面において、どのような表情を見せるのか。どのような感情を示すのか。また、担任の先生方はそれらに対し、どのように対応するのか。それらを観察し、知見を得ることを一つの手立てとしました。もう一つは「体感」です。教室の中で勉強できることもあれば、教室を出て、外部と接することで得られる学びもあります。多くを体験し、その中で多くの気付きを得る、それも今回の手立ての一つとしました。さて、それらを踏まえ、生徒たちは実際にどのような感想を抱いたのでしょうか。以下、生徒の感想の一部を載せます。
・フルーツバスケットで立ち止まってしまう児童に対して、担任の先生が「じゃあ先生が座っちゃおうかな?」と言葉をかけている場面がありました。強制するのではなく、きちんと子どもたちの気持ちを尊重して行動を促している点がとても参考になりました。
・様々な個性をもつ児童たちに触れあえて楽しかったです。私の体験したホームでは、先生方が困っている児童に対して、「お助けお助け!」と他の児童を向かわせていました。児童たちは、迷いながらも自分たちで解決しようしていました。先生方のこのような指導がとても勉強になりました。
・先生方が児童の学年や個性に応じて言葉かけを変えていたところが参考になりました。また、一年生から六年生までの縦割り班ということで、様々な成長の段階にある児童たちと触れあえて勉強になりました。私は将来小学校の先生になりたいので、今後にいかしたいと思います。
夏から動き出した「小学校交流学習」も、今回で4回目となりました。延べで130名を超える生徒が参加しました。参加者には、具体的に教員を目指す者も広く「教育」に携わりたいという者もいましたが、活動を通じて、彼ら彼女らの間で次第に連帯が生まれ、一つの仲間意識が生まれたのが印象的でした。進路実現へ向けて、ぜひこの連帯を維持して欲しいと思います。また、具体的な体験の場が限られる中で、この教育コースが大きな気付きの契機になっていることが、生徒たちの振り返りシートからうかがえました。2024年1~3月は外部講師をお呼びし、ワークショップなどを開く予定です。それらを通じて、この一年の学びをまとめ、形にしていきたいと思います。
本校では、今後もこのような取組を続け、将来教育に携わりたいと思う生徒の希望を後押しして参ります。今回の取組にあたり、多大なるご支援をいただきました、いわき市立平第二小学校の皆様方に深く御礼申し上げます。
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