校長ブログ

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普通科の特色化・教育コースの始まり

 10月24日(月)~26日(水)の3日間、東京で開催された全国普通科高等学校長会 理事会及び第72回総会・研究協議会に参加してきました。

 今年度の大会テーマは「未来を担う普通科高等学校教育」、サブテーマは「ポストコロナにおける普通科高等学校教育」でした。これらのテーマのもと、文部科学省による講話、シンポジウム、7本の研究協議が行われましたが、そのいずれもが非常に学ぶところの多いもので、改めて教育を取り巻く時代の大きなうねりを感じたところです。現在、「令和の日本型教育」の構築が叫ばれ、普通科においてもより一層の特色化・魅力化を図る動きが顕著になってきています。

 本校においても、そうした普通科の特色化の一環として、令和5年度から「教育コース」という教育プログラムが始まります。本校は伝統的に教職を目指す生徒が多く、教員として地元を中心に多くの卒業生が活躍してきました。そこで、教育に関わる意欲を持った生徒に対し、探究学習や講演会、体験学習などを通して「教育」について学びを深める機会を設け、将来、教育に携わる人材として育成することを目的とするものです。

 「教師になりたい」「教育に関係した仕事に就きたい」と考えている中学生の皆さんには、本校で、同じ志を持った仲間と励まし合いながら、夢を叶えていってほしいと思います。

「学びの変革」へ一歩一歩

 このたび、校長ブログを開設しました。折に触れ、校内の出来事、私の思いなどを記していければ、と考えています。

 さて、9月末から管理職による授業参観を実施しています。先生方は緊張するかもしれませんが、私にとっては、先生方や生徒たちの普段の様子を知ることのできるとても大切な機会です。私の参観のポイントは、「どのような形態の授業であれ、生徒たちの頭が動いているかどうか」であり、このことは先生方にも伝えたところです。もちろん、そのような授業が成り立っているならば、生徒たちとの関係構築もできている、と考えます。

 以下の写真は、1年生の「言語文化」の授業の様子です。本県でも今年の一年生から「一人一台端末」が導入され、その活用に取り組んでいます。この授業では『伊勢物語』の「筒井筒」を教材とし、端末を活用しながら「調べ→発表→討議→まとめ」という流れで生徒たちが主体的に学びを進めていました。

 県教委が進める「学びの変革」に現場としてどう対応していくか課題はたくさんありますが、先生方と一歩一歩進んでいきたいと思います。