日誌

部・局紹介(平成27年度 生徒会誌「あゆみ」より抜粋)

筝曲部

 二年六組 馬上  碧

 私たち箏曲部は、「人を感動させる音楽」をモットーに、二年生六名、一年生十名の計十六名が日々練習に励んでいます。講師の矢吹先生にご指導していただく週三回の活動日以外にも自主練習を行い、技術の向上を目指しています。学年の枠を越えて仲が良く、個性的な部員も多いため、毎日楽しく過ごしています。

 昨年は、滋賀県で行われた全国高等学校総合文化祭(全国大会)へ出場させていただきました。全国のレベルの高い演奏を聴くことができ、とても良い経験ができました。この経験をいかし、部員一人ひとりがより高い目標を定め、一層練習に励んでいます。大会以外でも箏曲部は様々な活動をしています。春休みには老人ホームへの慰問を予定しており、練習を始めました。訪問先の方が一緒に楽しめる「大きな古時計」や「花は咲く」などを演奏する予定です。今から楽しみにしており、良い経験ができると期待しています。

 現在、練習は合奏が中心です。パート別の練習から変わったばかりで、思うようにはいきません。課題を明確にし、一つ一つ丁寧に取り組んでいきたいと思っています。演奏を録音するなど練習の工夫を行い、先生にお褒めの言葉をいただくことも増えました。まだ取り組むべき課題は多いですが、曲を自分達のものにできるように努力を続けていきます。

 箏は一般の方にとってあまりなじみのない楽器です。部員も全員が高校に入ってから始めました。福島県内で箏曲部があるのは、磐城桜が丘高校を含めて五校しかありません。私はより多くの人々に、箏の響きの美しさを知ってもらいたいと考えています。また、尺八や三味線と一緒に演奏されることも多く、日本の伝統的な文化に興味を持つ人が増えて欲しいです。来年度の公開文化祭はそのための良い機会だと思っています。

 先輩方が引退し、その存在の大きさを改めて感じました。先輩方の思いを引き継ぎ、次へ繋げていきたいです。今までいただいた多くのお褒めの言葉を誇りにし、「人を感動させる音楽」を目指していきます。

 私たちを支え、応援してくれる方々の期待に添えるよう、感謝の気持ちを忘れずに日々の練習に励んでいきます。