日誌

部・局紹介(平成27年度 生徒会誌「あゆみ」より抜粋)

バドミントン部

 二年五組 吉田 大祐

 私たち桜が丘高校バドミントン部は総勢四十二人で活動しています。毎年新入部員には恵まれておりとても充実した活動を行っています。バトミントン部が中学校では少ないためか初心者が過半数なので日々教え合いながら成長する姿が見えます。しかし、その一方でバドミントンは楽しいというイメージだけで入ってきてしまう新入生もいるので、すぐにやめてしまう生徒も少なからずいます。バドミントンというスポーツは遊びとしてやった人は多いと思いますが、公式のコートでやるものとは全く違うもので苦しいスポーツです。体力はもちろんのこと腕力や体幹が無ければ基礎にもたどりつけません。人に勝ちたいと思ったらそれ以上に応用が必要となってきます。だからこそ、無駄な時間がほとんどありません。

 これらのことをこの一年間、徹底して行ってきました。その結果、新入生の男子では初心者大会優勝を、新人戦では団体で男女共に県大会にいくことが出来ました。今年は、いわき市では勿来工業が初の東北大会出場を団体で決めました。福島県内にはふたば未来学園(富岡高校)があるため県大会は毎回厳しい状況でした。それにも関わらず勿来工業が活躍できたのは、日々の練習の雰囲気でした。勿来工業と合同練習をさせてもらった時、まず感じたのが何事にも本気で取り組む姿勢でした。練習メニューの一つ一つを意識して質が高い練習がみてとれました。当たり前に声を出し、自分が使ったコートは隅々まで清掃するところから違っているなと感じました。

 練習をどれだけ辛くしても姿勢や礼儀から学ばなければならないと改めて気づかされた僕たちは気持ちの面から変えていくことにしました。まず、目標を県大会に行くのではなく県で活躍することに変えました。しかし、桜が丘高校は進学校のため部活の時間は他の高校と比べて少ないのも事実です。そこで質に重点を置き、より実戦を想定した練習をすることにしました。先輩たちが築き上げてくれた今までのやり方も良いところはあって大切ですが、改善できるところは変えていかなければならないので、そこは初心者ならではのチャレンジ精神を武器にしていきたいです。確かに経験者は有利かもしれないですが次の高体連で必ず県大会で活躍するために今出来るバドミントンの時間を大切に練習に取り組み、初心者スタートの人たちに勇気をあたえる選手になりたいです。